こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
外壁のサイディングやウッドデッキとして使用されるレッドウッド。
今日はカリフォルニアレッドウッドのグレードをご紹介いたします。
グレードルール
レッドウッドの仕様は米国CRA（California Redwood Association）のグレードルールが採用されています。
欠点と思われてしまう箇所を含んでいるものもあるのですが
限られた資源の有効活用のためにもグレードルールをもとに出荷し、使用していただいております。
下記はそのグレードの詳細です。
①Clear All Heart（クリアー・オール・ハート）
景観用として使用される最上級グレードです。
★無節・心材のみ使用（若干の鳥の目は含まれる）
②Heart B Grade（ハート・B・グレード）
概ねクリアー・オール・ハートと品質は同じですが、2、3か所の節を含みます。
★安価な良質材
③Clear（クリアー）
こちらもクリアー・オール・ハートに近い品質ですが辺材を含んでいます。
※辺材：白みのある白太材（しらたざい）、樹皮直下に近い部位を含みます
★米国の基準でクリアー・オール・ハートに含まれる材（クリアーのみの出荷はありません）
④B & Better（ビーアンドベター）
こちらはハート・B・グレードと近い品質ですが、辺材と節を数か所含んでいます。
★サイディングに高頻度で使用
⑤Construction Heart（コンストラクション・ハート）
基本的に心材のみを使用していますが、片面のみに木幅10％以内で白太が混ざります。
大きさの異なる節も少なからず含まれています。
★外構用デッキ材に多く使用
⑥Construction Common（コンストラクション・コモン）
こちらは基本的にコンストラクション・ハートと同品質ですが白太を含んでいます。
★このグレードのみでの出荷はなし（グレード品に混ざる程度）
上記のようになっています。
世界遺産にも認定されるほど貴重なレッドウッドなので
余すところなく使用するのは資源の有効活用の面でも重要です。
使用する場所・環境・用途によってグレードを使い分けることは
レッドウッドを理解し、長く繰り返し使用していくことにもつながりますね。
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