こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
レッドウッドを施工される方が増えてきて嬉しい限りですが
天然木の自然素材ゆえ、注意しなければならないこともあるのも事実です。
タンニンを多く含んでおり、それ自体がレッドウッドの特長でもあるのですが
場合によりタンニンの成分が流出しやすくなることがあります。
マニュアルより抜粋を掲載します。
酸やアルカリには反応してしまうというレッドウッドの特徴があります。
※モルタル
モルタルやALC(軽量発砲コンクリート)は住宅に使用されることは非常に多く
外壁の仕上げとしても定番といったところでもあります。
しかし、モルタルやALCはアルカリ性なのです。
モルタル:セメント、砂利、水を混ぜ合わせた材料
ALC:珪石、セメント、生石灰、石膏、アルミニウム粉末などを混ぜ合わせた材料
セメントや生石灰は水と反応してアルカリ成分を発生させます。
モルタルやALC、コンクリートとレッドウッドを隣り合わせるとアルカリ成分により
タンニンが反応し、すべてではないですがタンニンが流出し、赤黒い形状として現出してしまうのです。
対処法としては、
モルタル、ALC、コンクリート側に撥水剤を塗布してレッドウッドとの縁を切ること。
もしくはレッドウッドに撥水剤を施し、完全に縁を切るようにしてください。
レッドウッドの質感を大事にしたいなら、絶対的に前者です。
天然素材故にせっかくの風合いやそのままの機能は残しておきたいもの。
上記にも留意してご採用くださいませ。
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