こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
昨日、弊社物流センターにてEMセルロースファイバーの断熱セミナーを開催いたしました。
満員御礼の盛況で終了いたしまして、関係各所の皆様方に御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。
【製造過程見学】
今回のセミナーの最大の見せ場は弊社プラントでの製造過程の見学です！
実際に目の前で新聞古紙を裁断し、ホウ酸・ホウ砂を添加し
袋詰めする、という作業までご覧いただくことが出来ました。
皆様、食い入るように見ています。
そして、写真を撮ったり動画を撮ったり。
こういったセミナーでは基本的に画像や動画は自由に撮っていただいています。
何も隠すことはありませんので。
【小泉講師による座学】
さて、今回のセミナーでは講師に株式会社断熱職人界代表の小泉氏をお招きし
セルロースファイバーの地産地消～セルロースと他の断熱材の比較までご説明いただきました。
さすが、日本にセルロースファイバーをこれだけ広めた方だけあって
説得力や内容の濃さが違います！
実際に小泉氏からセミナーを受ける機会も少ないので、参加者の方々は貴重な体験だったことと思います。
限られた時間ではありましたが、セルロースファイバーの持つ特徴や日本になぜ適合する断熱材なのか
ご理解いただけたと思います。
かくいう自分もしっかり学ばせていただきました。
セルロースファイバーの製造コストや製造エネルギーが他の断熱材と比べて
圧倒的に優れているかを改めて再認識させられました。
良いものをなるべく無駄なコストをかけずサイクルしていくことは今後の普及活動にも
大きくかかわってくるものと確信しました。
【断熱材燃焼実験】
次の目玉は燃焼実験です。
ご来場いただいた方の特典なので、燃焼の様子はこちらからご確認いただければ・・・
セルロースファイバーはホウ酸を添加することで難燃性になるのです！
他の断熱材は熱源を近づけると溶けたり、燃えたり、有毒ガスを撒き散らしたりと
ファイヤーストップ効果は見受けられません。
一方のセルロースファイバーは表面が炭化するだけで、燃えることがないので
これ以上炎が進むことを拒みます。
こちらも動画を撮られている方多数で、よくご理解いただけたと思います。
【ブローイングデモ】
さらに、特別にブローイングデモまで行いました！
どうやってセルロースファイバーを吹き込むのか、どういった理論でセルロースファイバーが壁面内に
ぴったり吹き込まれるのか、一目瞭然でした。
こういった開口部（今回は筋違も）に透湿シートを張り
部分的に切り込みを入れ、そこにホースを挿していきます。
筋違廻りは吹込みが難しいポイントなので慎重に吹き込んでいきます。
しっかり吹き込んでいき、規定の圧力まで吹き込んでいくと
シートをカットしてもセルロースファイバーは崩れ落ちてきません。
隙間が発生しているとバランスが崩れ、セルロースファイバーも安定しません。
しっかり隅々まで吹き込むことが重要なのです。
このように、ただ知識だけをご提供するだけでなく
目で見て、肌で感じていただけるようセミナーは工夫しております。
吹き込んでしまったら普段はシートをカットして触ることなどできません。
どんどん質問して、どんどん素材に触れていただきたいと我々は考えています。
良いものだからこそコストだけではなく、性能で使用していただきたい。
【次回セミナーのご案内】
次回のセミナーは【内装材】がテーマとなっており、
「珪藻土」と「無垢建具」を取り扱います。
通常ではご覧いただくことのできない建具も登場するかもしれません！？
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