こんにちは。
外渉課のフセヒロシです。
OK-DEPOT建材に度々登場するEMですが、ご存じでない方も多いので
改めてサラリとご紹介します。
EMとは?
琉球大学農学部 比嘉照夫教授によって開発された
EMとは、
有用微生物群の英語名=Effective Microorganisms(エフェクティブ・マイクロオーガニズム)
の頭文字から付けられた造語です。
液中に多数の微生物を共生させた微生物資材です。
細かい仕組みや成分は難しいので、簡単にご説明すると
酵母菌や乳酸菌などの善玉菌の他に、光合成細菌という地球に空気がなかったころから存在する微生物群を有しています。
「菌」というとイメージが悪いように思えますが、発酵食品は菌を利用した食品であり、
健康食品として私たちは普段から摂取しています。
では、EMの作用についてご紹介します。
①抗酸化
食べ物が腐敗する、老化が進む、コンクリートが朽ちる、といったようなことは「酸化」することにより起きます。
悪玉菌を退治し、燃焼させ、腐敗に向かうのではなく、 善玉菌の力により還元場をつくります。
酸化しやすい場を減らすことで抗酸化効果をもたらしています。
②善玉菌を増やす
誤解を恐れずに言えば、我々は菌に囲まれて暮らしています。
様々な菌がありますが、悪玉でも善玉でもない「日和見菌」が数多く存在しています。
日和見菌は強い菌に影響されやすい菌で悪玉菌にも善玉菌にもなり得る菌です。
人の体内にはこの日和見菌は約75%の割合で存在すると言われています。
この日和見菌は空気中にも多数存在し、日和見菌感染といって免疫が弱い人にとって
悪玉菌の力を増すことにつながることもあるんです。
EMが存在する環境にすることで日和見菌を善玉菌に近づける、もしくは増やすことができます。
③アンチエイジング
「抗酸化」作用によるものですが、老化の進行を遅らせる可能性があります。
悪玉菌を減らし、善玉菌を増やそうとするので細胞の蘇生を助けます。
必ずしも健康になる、病気を完全に防ぐという強力な力ではありませんが
還元する環境を整えることで病気や老化を防ぐ効果があるとされています。
④建物の機能を高める
こちらもやはり「抗酸化」によるものです。
酸化を防ぐことは朽ちることをなるべく防ぐことです。
建材を長持ちさせ、機能を最大限発揮するよう助長してくれます。
私たちが建材にEMを使用するのは上記理由を含んでいるからです。
家は私たちを守るもの、健康に寄与するものであってほしい。
EMの作用を内装材に付与することにより、住まいの環境を整え
健康的に、快適に過ごすことを目指しています。