株式会社LIXILが、キレイが100年つづく衛生陶器『アクアセラミック』を開発しました。「汚物」と「水アカ」の汚れを同時に防ぐという新たな性能と、「キズ汚れ」「細菌汚れ」という従来の性能をあわせ持つことでトイレの4つの汚れすべてに応えることができる衛生陶器です。
従来陶器 アクアセラミック
汚物汚れを水のチカラで浮かして流す“超親水性”
『アクアセラミック』の表面は、水になじみやすい“超親水性”で、陶器表面に付着した汚れの下へ水が入り込み汚れを浮き上がらせます。その効果は、陶器表面に書いた油性インクも、その上にスポイトの水滴を垂らすだけで、陶器から浮かび上がるほどだそうです。
この“超親水性”により、少量の洗浄水で、汚物を綺麗に洗い流す事ができます。
「水アカ」を固着させないアクアセラミック
『アクアセラミック』では、陶器表面に水酸基が露出しない構造設計により、水アカが固着せず、よって、水アカによる「便器の黒ずみ」などの水アカ汚れが付かなくなります。
強度実験により、100年以上磨耗しないことも確認されており、日常の簡単なお手入れで新品の時の輝きが100年以上続くことも期待できる技術です。
『アクアセラミック』の技術が採用されたサティス
今後、他の陶器製の水回り製品においても新品時の輝きが100年続く『アクアセラミック』を活用した製品開発を進めていく予定だそうです。
流通課 岩沢薫