無垢材の補修方法 ―ヤニつぼ補修―

無垢材の補修方法 ―ヤニつぼ補修―

ヤニつぼのメンテナンス方法
ヤニつぼとは、針葉樹材に多く含まれる「ヤニ」の「ヤニだまり」のことです。ヤニといえば、松脂(まつやに)が一般的ですね。
木材の加工後、数年が経過してからヤニが出てくることもあります。
ヤニつぼも、節のように天然無垢材独特の味を出してくれますが、ヤニつぼを修復して永くお使いいただけると、ますます愛着がわくかと思います。

「ヤニつぼ」は、木の中でヤニが溜まった箇所のことをいいます。

用意するもの
・カッター
・小枝(皮つきのもの)
・接着剤
・150?180番ペーパー(加工時)
※タモや樺桜などの硬い木材の仕上げ用推奨ペーパーは、800?1500番です。
※堅い木材であっても、塗装してある場合の仕上げ用推奨ペーパーは2000番です。

補修手順
カッターなど鋭利な物で、ヤニを綺麗に取り除きます。
ドライヤーの熱をあてると、ヤニが溶け出すので、それを拭き取ってもかまいません。

皮つきの小枝を、重ねるようにヤニつぼに入れます。

接着剤を入れて、指、またはコテで強く押しながら固めます。

接着剤が固まった状態。

カッターで要らないところを削ぎます。

余った部分は、ペーパーで削ります。
  • 堅い木材(タモ・樺桜)の仕上げの場合、800番から1500番のペーパーを推奨します。
  • 堅い木材であっても、塗装してある場合の仕上げ用推奨ペーパーは2000番です。塗装してある場合、2000番のペーパーでも擦り過ぎれば塗装は薄くなってしまいます。強く擦らないように、手触りを確認しながら行うようにしてください。

完成です!
節目のような味わいのある模様になりました!
 

補修前
補修後
↑TOPに戻る
サイト内の掲載内容の無断転載を固く禁止します。 Copyright 住宅設備機器・建材・無垢建具の通販なら【OK-DEPOT】 All Rights Reserved.