【A-Cedar(秋田杉)】優れた耐久性・耐蟻性の秘密

【A-Cedar(秋田杉)】優れた耐久性・耐蟻性の秘密

投稿日:2019年05月31日 カテゴリー:新商品情報 | 雑談
ID:81249 投稿者:開発課

こんにちは!外渉課の薄田侑弥です。

本日はA-Cedarの優れた耐久性・耐蟻性の秘密に迫ります。

 

①秋田杉の生育環境

杉は全国的に生育していますが、杉の生産量は宮崎がトップです。その理由としては温暖な地域でスクスクと杉が育っていくためです。反対に、秋田は寒冷な土地のため、成長速度が緩く、宮崎に生産量は劣ります。しかし、秋田杉は成長速度が緩いため、年輪が均一で細かく成長していきます。そのため、木目が細かく少ない収縮性を持ち、ゆがみ、亀裂、反りはその他樹種と比較すると少ないと言われています。

 

 

②赤身材の心材成分

木には白太と赤身が存在します。杉の赤身部分には防腐・防蟻・殺菌力のある天然抽出物「タンニン」などの心材成分が多く含まれています。白太は、根から養分や水分を吸い上げる細胞の活動が活発で、生物として活動しているのに対し、心材(赤身)は、生物としての役割を終え、老朽化した細胞が腐朽菌や虫の嫌がる物質となって溜め込み、木の構造を維持する役割を果たしています。この心材(赤身)成分のおかげで、ヒノキやスギ、ヒバの心材は腐りにくいとされています。

 

 

だから、優れた耐久性・耐蟻性が秋田杉にはある。

秋田杉は①秋田杉の生育環境②赤身材の心材成分により、優れた耐久性・耐蟻性があります。また、奈良県森林技術研究センターより、スギ心材(赤身)の耐蟻性に関する研究が報告されています。

<参考資料>奈良県森林技術研究センター研究報告No.37「スギ材の耐蟻性について」(2008)より

*表中の食害指数(0~100で表示)は、値が低いほど耐蟻性が高いことを意味します。スギの辺材(白太)ではそれが64となり、スギの心材(赤身)は10で、辺材(白太)よりも食害を受けにくく、心材(赤身)は耐蟻性が高いことが明らかとなっています。

 

日本という高温多湿の気候風土で育ってきた杉の赤身には、抗菌作用と共に日本ならではの気候・風との変化に対する耐久性に優れたところがあります。その為杉の赤身材は、屋外使用する場合の耐久性はもちろん、防蟻・防腐処理を必要としないため、安心して国産の手触りや香りを楽しむことができます。

 

 

秋田杉の赤身材「A-Cedar」は大変お求めやすい価格になっています…!

外構部に使用するにはもってこいの秋田杉赤身材ですが、ホームセンターで一般的に売られているSPF材とそれほど変わらない価格でご購入いただけます。ウッドデッキにお使いいただける2×4材・4×4材を取り揃えておりますので、ぜひチェックしてみてください!ウッドデッキフェンスにもご使用いただけるように1×4材・1×6材、サイディングにご使用いただける規格も順次取り揃えていく予定ですので、ご検討中の方はぜひ一度お問い合わせくださいませ。

 

2×4材(L4000) 販売価格¥1,800     4×4材(L4000)販売価格¥4,000

   

 

 

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