リフォーム施工事例 NO.316 (キッチン バス・浴室 トイレ 洗面所)の説明
ビフォー・アフター
【省エネ・エコ住宅の先進国であるヨーロッパの考え方や手法をお手本に】
ヨーロッパの省エネルギー基準は日本の省エネルギー基準と比べて高いのが特徴。
エネルギーをなるべく使わない生活スタイルと、使うときにはコミュティ単位で合理的に計画することが徹底されています。
ガラスの断熱性能が格段に上がったことで、ヨーロッパの住宅は窓が大きくなっています。
窓の断熱性能は、ガラスの断熱性能とサッシの断熱性能を合算させたもので、最高水準の窓は、日本で高性能とされる窓の2倍以上も熱が逃げにくい!!
窓が進化したことで、窓の面積を大きくとり、取り込むエネルギー量をぐっと大きくできるように。
日本は南に位置する地域が多いため年間の平均気温が高く、日射も多くとれるため、壁や窓の断熱性能とともに、窓の性能をヨーロッパ並みに引き上げることで、関東より南の地域では、暖房がほとんどいらない家をつくることが可能に。1年中快適で、省エネな暮らしが実現できます。
ヨーロッパの高性能の窓には、日射遮蔽を徹底するため、外付けブラインドがセットに。どんな角度の日差しも防ぐことができます。
日本では、夏の日差しは軒の出で防ぐのが基本ですが、真昼の高い位置の太陽しか防げません。
窓を含めて断熱性がよくなると、真昼以外の光もカットしないと、春先でも家の中が暑くなりすぎてしまいます。そこで、外付けブラインドで光をしっかりカットすることで、真夏でも外気温より5℃以上低い温度を保てます。
お手本にしたヨーロッパの家を日本流にアレンジ。
光と風、断熱、省エネ、自然素材、愉しむをデザインし、エネルギー消費量がきわめて少なくなるよう設計。その断熱性能は環境先進国ドイツのパッシブハウス認定基準以上のQ値0.61を実現した。
壁の断熱材はセルロースファイバー250ミリ、窓はトリプルガラスを入れた木製サッシに。
多くの窓には外付けブラインドをつけ、南側と東側には長い軒が伸びています。
断熱性の高い窓は、冬の日中にたっぷりと日差しを取り込み、夜は少ししか熱を逃がさないので、床下に入れた温水ファンヒーター1台で、ほぼ家中の暖房をすますことができ、暖房費を最小限に押さえることが可能に。
夏は長い軒と外付けブラインドにより、日差しは極力カット。家全体の断熱性能が高いことと相まって、今年の夏は、外気温34度に対し、エアコンを使用しなくても、室温は28度、湿度は40%と家の中を涼しく保てました。
2階の北側には書斎がありますが、「2階にもかかわらず居心地は最高、洞窟のような涼しさ」とO様は表現されています。