OK-DEPOT material A-Cedar 秋田杉ウッドデッキ・サイディング材

秋田杉の赤身部分には殺菌力のある天然抽出物「タンニン」が多く含まれており、人体には無害なうえ、防腐・防蟻効果を備えています。それに加え、秋田という寒冷な土地で成長するため成長速度が緩く、年輪が均一で非常に細かいため、その赤身部分には優れた耐久性があります。木目が細かいため少ない収縮性を持ち、ゆがみ、亀裂、反りの心配は、その他の樹種と比較すると少ないと言われています。長年にわたって美しい形状と安定性を保ち、安心してご使用いただけます。秋田杉はソフトウッドであるため、加工性に優れており、神社、仏閣の建築材としての利用の他、桶樽などの工芸品や舟・カヌーにまで幅広い用途で使用されています。また、温もりがあり、肌ざわりも良いため、裸足で歩くことができるほどの快適性があり、お子様やお年寄り、ペットにも優しい木材です。

木材は芯に近い部分を赤身、樹皮に近い部分を白太と呼び、秋田杉の赤身部分には防腐・防蟻・殺菌力のある天然抽出物「タンニン」を多く含んでいます。また、秋田杉は、秋田という寒冷な土地の厳しい冬を耐え抜いて、ゆっくりと成長するため、年輪が均一で非常に細かく、その赤身部分には優れた耐久性があります。

心材部に含まれているタンニンは、私たちが日常飲んでいるお茶や柿の実などにも含まれている天然成分で、殺菌作用と腐食を防ぐ性質があります。また、秋田杉は、冬の寒さから、1 年で成長する層が他の地域の木に比べて薄く、老木になっても同じ程度の成長を続けます。

秋田杉の赤身は、身が締まっており、均一で非常に細かい年輪を持つ特性があるため、収縮から生まれる、反りや曲がり、割れはその他樹種と比較すると少ないと言われています。そのため収縮性の少ない秋田杉の赤身は、加工時に狂いが少なく、強度や性能の高い、安定した木材と云えます。そして、この収縮の少なさがあることによって、長期にわたり美しい形状と安定性を保ちます。

ソフトウッドである秋田杉は、材質が柔らかく、加工性に優れており、それでいて、割れ・収縮・反りなどの変形が少ないです。そのため一本一本の品質にバラツキがなく、細部の精密な加工が可能となっています。神社、仏閣の建築材としての利用の他、桶樽などの工芸品や舟・カヌーにまで幅広い用途で使用されています。

ソフトウッドである秋田杉は、温もりがあり、肌ざわりも良いため、裸足で歩くことができるほどの快適性があります。その柔らかさから、足腰への負担が少なく、お子様やお年寄り、ペットにも優しい木材です。

杉は経年と共にとても味わいのあるシルバーグレー色に変化していきます。近年では、プラスチック樹脂を配合した木材などもデッキ材として使われ始めておりますが、国内森林面積の多くが杉材である事から、杉材自体はとても入手しやすく、部分交換も容易でメンテナンスもしやすい素材となっています。

杉の赤身部分にはタンニンなどの心材成分を多く含んでいます。白太は、根から養分や水分を吸い上げる細胞の活動が活発で、生物として活動しているのに対し、赤身は生物としての役割を終えた後、老朽化した細胞が、腐朽菌や虫の嫌がる物質となって溜め込み、木の構造を維持する役割を果たしています。耐久性のある木というのは、この心材に溜め込まれる物質が腐朽菌に対してどれほど抵抗力があるかで決まります。この心材成分のおかげで、ヒノキやスギ、ヒバの心材は腐りにくいとされているのです。

表中の食害指数（０～１００で表示）は、値が低いほど耐蟻性が高いことを意味しますが、スギの辺材（白太）ではそれが６４となり、やはり辺材（白太）はかなり食害を受けることが明らかになりました。今回の試験では、スギの心材（赤身）は１０で、辺材（白太）よりも食害を受けにくく、心材（赤身）は辺材（白太）よりも耐蟻性が高いことが明らかになりました。日本という高温多湿の気候風土で育ってきた杉の赤身には、抗菌作用と共に日本ならではの気候・風土の変化に対する耐久性に優れたところがあるのです。その為、杉の赤身材は、屋外使用する場合の耐久性はもちろん、防蟻・防腐処理を必要としないため、安心して国産の手触りや香りを楽しむことができます。
＜参考資料＞
奈良県森林技術研究センター 研究報告 No.37「スギ材の耐蟻牲について」(2008) より