フクビ化学工業株式会社 サイレントドロップの説明
上下階の音対策でこんな課題はありませんか?
・躯体を触らずに室内側からできる遮音対策をしたい・遮音マットで対策もしているが、予備的に他にも何か対策しておきたい
・耐震補強がメインのため、建物の重量は重くしたくない
・コンクリートスラブの増し打ちを避けたい
サイレントドロップは室内側から対策できる遮音材です
特殊粒材で音を制御する新しい発想の床衝撃音低減材 “サイレントドロップ” は天井裏にのせるだけでこれまで対策が難しいとされていた重量床衝撃音を低減します。サイレントドロップの特長
特長➀ 天井にのせるだけ
天井にのせるだけのシンプルな施工方法です。新築に限らず、リフォーム、リノベーションにおいても使用できます。
マンション等、下階から施工可能です。
特長➁ 遮音効果は二重天井の約5倍
二重天井(せっこうボードの二重貼り)と同程度の+6.6kg/㎡にも関わらず、遮音効果(重量床衝撃音の低減度)は約5倍です。特長③ 約8Kg/㎡
約8kg/㎡と、コンクリートスラブの増し打ち(約120kg/㎡)よりも軽量で実施できます。また二重天井の裏に設置するため、他建材や設備の納まりにも影響しません。
特長④ 遮音のメカニズム
天井裏のサイレントドロップが上階からの振動エネルギーを下の階の天井材に伝わる手前の段階で特殊粒材の衝突・摩擦により吸収し、発せられる音を低減します。特長⑤ シンプルな袋
下の階の天井ボードにのせる遮音材です。袋の中には特殊粒材が入っています。1袋のサイズは450mm×450mmです。1袋の重量は4kgです。1㎡あたり1.5~2個設置します。
よくあるご質問
Q.サイレントドロップは鉄骨造(S造)や木造で使用できますか?
A.鉄骨造(S造)や木造でも、天井があれば設置することはできます。ただし、サイレントドロップは樹脂製(有機物)であり、使用する天井が床の防耐火構造の防火被覆材として成り立っている場合は、別途、認定試験が必要になります。
※吊戸棚なしの場合、レンジフード横がオープンになりますため、レンジフード用横幕板の追加をお勧めしております。
※吊戸棚なしの場合、レンジフード横がオープンになりますため、レンジフード用横幕板の追加をお勧めしております。
Q. 置き方に隙間がありますが、敷き詰めなくても問題ないですか?
A.問題ありません。隙間無く敷き詰めた場合と、そうでない場合でも遮音結果が変わらないことを確認済みです。1㎡辺り2個を目安に設置してください。
Q. グラスウールと比べて遮音性能は良いでしょうか?
A.グラスウールは軽量床衝撃音を吸音しますが、重量床衝撃音には効果はありません。お悩みの音によってはサイレンドロップの上にグラスウールを乗せて両方防音する様にすることもおすすめいたします。
Q. サイレントドロップを使用する場合、ダウンライトはどのように施工すれば良いですか?
A.ダウンライトなどの天井裏に露出する照明器具の上にはサイレントドロップを設置しないでください。
※水栓金具なしの場合でも、天板は穴開け済にてお届けとなりますので予めご了承くださいませ。
※水栓金具なしの場合でも、天板は穴開け済にてお届けとなりますので予めご了承くださいませ。
Q. 使用個数は1.5~2個/㎡となっていますが、使用個数を減らした場合、性能も低下しますか?
A.使用個数を減らすと、性能も低下します。
Q. サイレントドロップ用ラインガードK-01は必要ですか?
A.仮抑え時や張り納めの際に必要です。詳細は取扱説明書をご確認ください。
Q. 地震等で置いた位置からずれませんか?
A.大きくズレてしまうことはありません。耐震性試験を実施しております。。
Q. 重量床衝撃音1ランク(5dB)低減はどの程度の変化でしょうか?
A.一般的に音が小さくなったと感じる目安が5dBとなります。 聴感によって差は生じますが、違いははっきりと感じとることができます。
Q. 遮音効果はいつまで継続しますか?
A.半永久的に継続されます。
Q. 吊り天井に補強は必要ですか?
A.基本的に不要です。石膏ボード9.5mmの二重貼りと同程度の重量になります。
Q. CO2排出の削減に貢献しますか?
A.従来の重量床衝撃音対策であるセメント製造にはCO₂が排出されます。サイレンドロップは既存躯体に手を加えることのない省施工品であり、環境に配慮した商品です。
Q. .サイレントドロップを床下に敷いた場合に効果はありますか?
A.サイレントドロップは天井裏設置専用の構造となっているため、現時点で床下に敷いても効果はありません。ただし、現在木造住宅で実験的に床下施工を行い、効果測定を行っております。
Q. 重要床衝撃音とは、どういった音ですか?
A.上の階から子どもが飛び跳ねたときの『ドシン!』というような低い音のことを言います。
Q. サイレントドロップ以外に重量床衝撃音対策はありますか?
A.対策としてコンクリートスラブの増し打ちがあります。しかし、建物構造に負担がかかりやすいので、あまり現実的ではないとされています。